公私混同問題で辞職する東京都の舛添要一知事の後任について、人気グループ「嵐」の桜井翔さんの父で総務事務次官を退官した桜井俊氏(62)を推していた秋田県の佐竹敬久知事は17日、「全国の知事がなってほしいと思っている」と待望論をヒートアップさせた。
県議会終了後の記者団の取材に答えた。佐竹知事は「舛添さんほどではないにしても、国会議員の場合は政治資金で説明の付かないものが出てくる可能性がある。まっさらな人がいい」と、政治家経験者はふさわしくないと指摘。「一番いいのは桜井君のお父さん」と改めて表明した。
「事務次官になるときはものすごく身体検査される。総務省はほとんど利権に関係ないし、桜井君のお父さんはどんなに掘っても(不祥事は)何も出てこないと思う」と述べた上で、「こういうほうもね」と小指を立て、女性問題もないとの認識を示した。
桜井氏は15日に出馬を否定しているが、「でも出てほしいなあ」とラブコール。「(総務事務次官は)地方自治のプロ中のプロ。総務省は地方の味方。全国の知事は桜井さんになってほしいと思っているはずだ」とまくしたてた。