「キルミーベイベー」(2012年冬作品)第1話~13話・最終回 感想 | 深層昭和帯

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山川吉樹監督によるギャグアニメ「キルミーベイベー」を全話再視聴。



☆登場人物の紹介

折部やすな→バカ

ソーニャ→殺し屋

呉織あぎり→忍者(CV:麻薬中毒)

バカが殺し屋にちょっかいを出し続け、毎日のように殺されそうになる。それでもバカなのでちょっかいを出すことを辞められず、殺し屋もちょっかいを出してもらえないと少し寂しい。

そこに時々忍者がやってきて、怪しげな忍者グッズを売りつけようとする。さらに登場人物と呼ぶほどではない没キャラ(釘宮理恵)が仲間になりたそうにこちらを見ているが、相手にされないまま終わる。全編こんな感じで進んでいく。特に大きな変化はなく、OPとEDが秀逸。

【雑感】

これも会社の誰かに勧められて借りてきたはず。誰なのかは覚えていない。しつこい性格のやすなと、あっさりしすぎているソーニャが絡むだけのアニメながら、変にクセになる作品。最終回には意外な感動がある。OPが小芝居になっているので、内容を書き出しておこう。

☆OPの内容

やすなが宇宙人に拉致される。校庭から謎の円盤UFOが出現。驚いたソーニャが宇宙人の触手を伝って円盤まで駆け上がるが、触手は銃撃によって粉砕されてしまう。地上に落下するソーニャを、怪しい忍者グッズで飛んできたあぎりが救出してそのまま円盤に突撃する。

内部に潜入してみるとバカのやすながすでに洗脳されて宇宙人の手先にされていた。呆れるソーニャと、とりあえず怪しい忍者グッズで分身してみるあぎり。やすなと宇宙人がふたりを攻撃しようとするので、ソーニャが一瞬で撃退する。

宇宙人の怪しげな洗脳グッズが外れたやすなが正気を取り戻したものの、コカイン常習者高部あい演じるあぎりが円盤内で爆弾を炸裂させてしまいコントロールを失う。そのまま大気圏突入で燃え尽きながら学校へ戻ってくる。

おそらく、OPが1番面白い。

謎の感動があるという最終回は、「放課後は人に言えない用事がある」と聞いたやすなが、ソーニャが人殺しをするのだと勝手に思い込んで、それを必死に止めようと奮闘する話。結局勘違いだったのだが、やすなのバカで迷惑だけど優しい面が垣間見られ、さらにソーニャも別に嫌っているわけじゃないとわかるなかなか面白い内容。

クセになるまで耐えられるかどうかが勝負の分かれ目になる、観る人を選ぶアニメでした。